独学でトリッキングの技を習得したい人向けのサイトです。技のやり方と、芝生での練習方法を紹介します。

私自身、トリッキングを習える環境が無かったので、自分で研究しながら芝生の上で練習してきました。今からトリッキングを始めようとしている方向けに、独学で習得してきたトリッキングの技と、自分が実践してきた練習法を紹介します。 

トリッキングとは


トリッキングは、アクロバティックな動き(技)の完成度を競うスポーツです。武術やテコンドー、器械体操、ブレイクダンスなどの動きを取り入れ、見る人をアッと驚かせるような技を行います。似たようなスポーツとして、パルクールがあります。パルクールは様々な障害物を使って移動しながら技を繰り広げていきますが、トリッキングは平地で自分の身体能力のみを使って行います。

優勝者を決める大会も開催されていますが、個人で技を習得することが目的の人もたくさんいます。体の動きが派手でカッコこく、テレビCMや映画のワンシーンでもよく使われます。

技の紹介


トリッキングの技を回転する方向で分類し、難易度順にリストにしました。

助走・初級:技の前の助走や初級技

 Jステップ、スクート、モンキースクート、回転走り、回し蹴り、側転、ロンダート、マカコ、ライズ、バタフライ

 

前系の技:前方向に回転

 前転跳び(ハンドスプリング)、前宙、ウェブスター

 

横系の技:横方向に回転

 片手側転、エアリアル、単独側宙、側転側宙、猫宙、ひねり側宙

 

後系の技:後ろ方向に回転

 バク転、ロンバク転、片手バク転、ロンバク宙、単独バク宙、テンポ宙、片足バク宙、1/2ひねりバク宙、フラッシュキック、ゲイナー、フルツイスト、バッファロー

 

変則的な技:斜め回転や回転無し

 タッチダウンライズ、旋風脚、ダブルレッグ、フォーリア、フリスビー、バタフライツイスト、アウーセンマウォン、カートフルツイスト、コークスクリュー

 

連続技:同じ技を続けたり、異なる技をつなげたり

 連続バク転、ロンバク転バク宙、連続バク宙、連続側宙

横系、後系の技は、動画で技紹介しています。

技習得の順番


どの技から練習すれば安全に技を習得できるのか、おすすめの順番を図で紹介します。 図の右に行くほど技の難易度と危険度が上がるので、左から練習していきましょう。レベルが高くなってくると、基本的な技にひねりなどが追加されます。

体の回転方向ごとに分類していますので、それぞれをまんべんなく練習した方が技の幅が広がります。

 

運動に自信がない方は、まずは危険性の少ない助走から初級を練習し、矢印に従って練習していきましょう。

トリッキング 技習得の流れ

独学でのトリッキング練習方法


器械体操の経験がなく、専門のジムに通えない人でも、このサイトを見れば一般的な技は習得できます。 動画や図を用いて、できるだけ分かりやすい説明にしました。おすすめは、練習中の自分の動きを動画で取ってみて、このサイトの動画と見比べてみることです。自分の体の動きを客観的に見ることで、自分の視点では気づかなかった改善点が変分かってきます。YouTubeなどで、トップレベルの人たちの動画と見比べてみるのもいいでしょう。

 

基本的に難易度と技の危険性が低いものから、徐々にレベルの高いものを習得できるような構成にしています。とはいえ、ふわふわのマットの上に比べて、芝生の上の方が怪我のリスクは高まります。安全には十分注意しながら、トリッキングに挑戦してください。 なお、練習中の事故や怪我に関しては一切の責任を負いかねますので、自己責任でお願いします。

練習前に


技を習得するためにムキムキの肉体は必要ありませんが、普段まったく運動をしない人や太っている人は、まずは体づくりから始めましょう。 普段使わない大きな瞬発力を出したり、跳んでから着地する時に体を支える必要があります。 自重筋トレで構わないので、ある程度の運動ができる体の状態にしてから練習してください。 腕立て腹筋背筋、そしてジャンプ等で十分だと思います。 また、体をひねったりねじったりのけぞったりするため、体の硬い人は怪我をする可能性が高いです。 柔軟体操などで体を柔らかくしておくことも大切です。