テンポ宙とは


バク転は両手を地面について後方に回転しますが、テンポ宙は両手を地面につかずに後方に回転します。

同じような技に、スワン宙(後方伸身宙返り)があります。テンポ宙は頭の位置が低くバク転の動きに近いですが、スワン宙は上に高く真上に跳んで足を伸ばしたまま回ります。テンポ宙のほうが回転の勢いを殺さずに回れるので、次の技に繋ぎやすいです。

テンポ宙の練習方法


ロンバク宙で高さが出せるようになり、しっかり地面を見て着地できるようになってから挑戦してください。バク転とバク宙の動きの中間なので、混乱しないようにしましょう。

 

1.バク宙では空中で体を丸めることを意識しましたが、今度は足を伸ばすように意識します。 最初は膝を90°に曲げた状態で回れるようにしましょう。

2.空中で足を伸ばしたまま回る動きを練習します。大きく腕を振り上げて背伸びし、体が沿った状態になってから、両腕を大きく左右に振り下ろします。 足は伸ばしたまま、腹筋をつかって猫背の姿勢まで持っていきます。

3.ロンダートから踏み切ったら2で練習した動きを空中で行います。踏み切った直後、頭を勢いよく後ろに倒すと体がスムーズに回転します。

テンポ宙の応用


テンポ宙の勢いそのままに、バク転やバク宙につなげることができます。

テンポ宙で高さを出していくと、体を伸ばしたまま大きい宙返りを行うスワン宙ができます。 きれいなスワン宙を行うには、かなりの筋力が必要です。